【絵本出版秘話】～自分が若い時に欲しかった言葉を綴ったら先生が生徒32人にプレゼント！～

ホスピタルアーティスト絵本作家やのともこです。

 

昨日は詩と絵の本「あなたに出逢えてよかったぁ」について

ブログを書きました。

 

今日は、その次に書いた「どうしてもあなたに届けたくて」の秘話をお届します。

 

一作目を出版してすぐに沢山の愛読者カードが届き「こんなに届くのは珍しいよ。」と出版社の社長も驚いていました。

 

そして、すぐに２冊目の話になりました。

一冊目は、子どもを産んだばかりだったので子どもへの想いをたっぷり描いた詩を沢山掲載しましたが

２作目は？「自分が若い時欲しかった言葉を詰め込もう！」とすぐに制作に取り掛かりました。

 

20代からずっと詩を書き溜めていたのでその中から選びそれに合う絵を描いていきました。

 

若い時って多感で何が正解なのかもよくわからず(;'∀')ひたすら自分の道を突っ走っていたという感じだったのですが

突っ走ってぶつかって経験したからこそ出てきた言葉も沢山ありました。

 

「あの頃こんな言葉達を聞けていたら随分楽だったんじゃないかな？」そう思う言葉を選んで出来たのが

「どうしてもあなたに届けたくて」です。

 

この絵本も沢山の愛読者カードが届きました。その中のひとつをご紹介します。

 

この絵本は小学校の卒業式に先生が大泣きしながら

「これは、中学校に行くあなた達にどうしても届けたい思い、気持ち、言葉が全部入っています。どうぞ」

とクラス全員に渡しました。（32人）家に帰って読み先生の気持ちが届きました。先生とこの本に感謝です。

 

このハガキを見た時「本当にこの本を書いてよかったなぁ」と心から思いました。

 

他にも沢山のハガキが届き新作楽しみにしています。とのお声も沢山頂きました。

この後、すぐに３作目の絵本「いっぽいっぽ歩いていこう」を出版しました。

因みにこの絵本のテーマは「生き死に」についてです。

 

残念ながら、出版社がなくなり増刷されることがなかったのでこの本は1版分の在庫がなくなって今は販売していません。

 

上記のような嬉しいメッセージを読んで沢山の若い人に届けたい思いが強くなり

2021年8月に和歌山県教育委員会を通じて

和歌山県全域の小、中、高校、支援学校の図書室に

「あなたと出逢えてよかったぁ」「どうしてもあなたに届けたくて」750冊寄贈しました。

 

子ども達が未来を不安に思う時、心に寄り添ってくれる絵本だと思います。

和歌山県に住む小、中、高校、支援学校の皆様図書室に絵本があるので読んで頂けたら嬉しいです。

 

また、この先生のように子ども達へ、また10代20代の方へのプレゼントにお使いいただけると幸いです。

通販や展示会にてご購入いただけます。

 

沢山寄贈したので実は、絵本の在庫がかなり少なくなっています。

必要な方の手に渡りますように💗